メモ 暑中見舞いは「暑さへの気遣い」が主役
近況や宣伝を長くせず、相手の健康を気遣う便りとしてまとめます。
送る前に暦と実際の日付を確認する
一般に暑中見舞いは梅雨明け頃から立秋前までに送られます。立秋後は残暑見舞いへ切り替える方法があります。地域差や年ごとの気候があるため、印刷済みの表書きをそのまま使わず、投函日を確認してください。
暑中見舞いを四つの部品に分ける
| 部品 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 表書き | 季節の便りであることを示す | 暑中お見舞い申し上げます |
| 気遣い | 相手の健康や暮らしを案じる | お変わりなくお過ごしでしょうか |
| 近況 | 自分側の様子を一つ伝える | こちらは家族そろって元気です |
| 結び | 暑さへの注意を添える | くれぐれもご自愛ください |
友人には近況を一つだけ具体的にする
暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いていますが、元気にしていますか。こちらは最近〇〇を始め、忙しくも楽しく過ごしています。無理をせず、体に気をつけて過ごしてね。
親戚には家族の情報を書きすぎない
暑中お見舞い申し上げます。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。こちらは家族そろって元気にしております。厳しい暑さが続きますので、どうぞご自愛ください。
恩師・目上の人へは近況と感謝を簡潔に
暑中お見舞い申し上げます。日頃より温かくお見守りいただき、ありがとうございます。おかげさまで〇〇に取り組んでおります。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
取引先への便りを営業案内だけにしない
暑中お見舞い申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。酷暑の折、皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
はがきとメールの違い
| 媒体 | 向いている相手 | 調整点 |
|---|---|---|
| はがき | 親戚、恩師、季節の便りを大切にする相手 | 住所、宛名、投函時期を確認 |
| 手紙 | 近況を少し詳しく伝えたい相手 | 長くなりすぎない |
| メール | 日常的にメールを使う相手 | 件名で季節の挨拶と分かるようにする |
| 企業の一斉案内 | 顧客や取引先 | 広告と挨拶を区別する |
相手の状況を決めつける表現を避ける
- 「夏休みを楽しんでいますか」など生活状況を決めつけない
- 体調不良を知っている相手へ元気さを求めない
- 災害や猛暑の影響がある地域へ軽い表現を送らない
投函前の季節確認
- 投函日が立秋前か確認する
- 宛先地域の状況を確認する
- 年賀状の住所録をそのまま使わず更新する
- ビジネス文では休業案内と挨拶を分ける
相手別の追加暑中見舞い
ここまでの基本形を、相手や事情に合わせて調整するための追加例です。固有名詞、日時、期限、対応状況を置き換えて使用してください。
暑中お見舞い申し上げます。厳しい暑さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。どうぞご自愛のうえ、健やかな夏をお過ごしください。
暑中お見舞い申し上げます。連日の暑さに、夏の盛りを感じる頃となりました。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いていますが、元気にお過ごしですか。無理をなさらず、どうぞ穏やかな夏をお過ごしください。
暑中お見舞い申し上げます。皆様おそろいで元気にお過ごしのことと思います。暑さはまだ続きますので、どうぞお身体を大切になさってください。
暑中お見舞い申し上げます。毎日暑いですね。どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。お返事はお気遣いなく、夏のご挨拶まで。
暑中お見舞い申し上げます。お変わりなくお過ごしでしょうか。暑さが落ち着きましたら、またゆっくりお会いできることを楽しみにしています。
季節の便りを宣伝にしない補足
暑中見舞いを送る時期には複数の考え方がありますが、一般には梅雨明け頃から立秋の前日までを目安にします。大切なのは、投函日ではなく相手に届く頃の季節です。立秋を過ぎて届く可能性がある場合は、書き出しを「残暑お見舞い申し上げます」に変えると無難です。立秋の日付は年によって変わるため、送る年の暦を確認しましょう。
暑さが残っていても、残暑見舞いとして遅いと感じる時期には、通常の季節の挨拶へ切り替えます。「朝夕には少しずつ秋の気配が感じられる頃となりました」など、その時点の気候に合う書き出しを使うと自然です。冬の挨拶については、寒中見舞いの文例で状況別に紹介しています。
